セキュリティ研究者のパトリック・ウォードル氏が、Mac App Storeで販売されているマルウェア対策アプリの「Adware Doctor」が、勝手に閲覧履歴を中国のサーバーに送信していることを発見しました。
「Adware Doctor」は、マルウェア、ポップアップ広告など防ぐ、マルウェア&アドウェア対策アプリです。これまでMac App Store で600円で販売され、評価も4.6という人気アプリでした。
Adware Doctorの説明には以下の記載がありました。
Adware Doctorは、マルウェアや悪意のあるファイルが、お持ちのMacに感染するのを防ぎます。次の場合に役立ちます:
• システムが遅く、ハングアップする。
• ウェブブラウザがハイジャックされ、常にリダイレクトされる。
• 常にポップアップが広告やスキャムとともに開かれる。
[主な特徴]
• マルウェア対策
お持ちのMac上の脅威を発見して削除します。
• アドウェアの削除
アドウェアやブラウザのハイジャッカーからMacを保護し、Mac上のポップアップ広告を削除します。
すべての拡張子、クッキー、キャッシュは削除されます。
ブックマークとナビゲーション履歴は保持されます。
• マルウェアシグネチャのデータベースを毎日更新
• 週7日24時間のサポートサービス
パトリック・ウォードル氏によると、Adware Doctorは、ユーザーのウェブ閲覧履歴を勝手に中国にある開発者のサーバーに送信していました。要するにMac App Storeの審査をすり抜け、Mac App Storeのルールに違反する行為を行っていました。
Appleは、早速、Mac App StoreからAdware Doctorを削除しています。
やはり、中華アプリは気をつけないと恐いですね。このアプリを使用している方は、閲覧履歴以外にもデータが盗まれている可能性があるので、早速アプリを削除した方が良さそうです。
(via MacRumors)
Last Updated on 2018年9月8日 by Editor
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