新機能が200以上も搭載されるiOS5については、Appleのサイトや様々なサイトでで説明されていますが、Appleのニュースリリースなどを引用して、改めて整理してみました。
ここではAppleのサイトと同じく以下の機能を説明します。
◯Notification Center(通知システム) ◯iMesssage(メールサービス) ◯Newsstand(雑誌の定期購読) ◯Reminders(ToDoアラーム) ◯Twitter ◯CameraとPhotos ◯Safari(ブラウザ) ◯PC Free(母艦不要) ◯その他
iOS5はiCloudとの密接な連携がウリですが、ここではiOS5の機能を説明します。(⇒の文章はAppleニュースリリースからの引用です)
◯Notification Center
iOS4.3までの各種通知(不在着信、メール、各アプリからのメッセージ)はバラバラでAndroidに遅れをとっていました。それがOSで一括管理されるようになり、分かりやすく表示されます。
⇒Notification Centerは、テキストメッセージ、不在着信、カレンダーアラート、アプリケーションアラートなどの通知のすべてを、一カ所で、iOS 5の中のどこからでも簡単にアクセスできる革新的な方法を、iOS 5のユーザに提供します。デバイスに通知が届くと、スクリーンの上部に短時間だけ現れ、作業を妨げることはありません。一回スワイプするだけで、すべての通知を見ることができ、軽くタップすると、そのアプリケーションが起動し、より詳しい内容を見ることができます。通知はロックされたスクリーンにも現れ、一回スワイプすると、通知のあったアプリケーションを起動できます。
以下はロック画面に表示された通知です。
通知は短時間メニューに表示されますが、スワイプするとドロップダウン表示で通知を見ることができます。
各通知をタップするとさらに通知を出したアプリが起動、詳しい通知を確認できます。
◯iMesssage
今までSoftBankから提供されていたSMS/MMSのApple版です。iOSデバイスでしか動作しませんが、携帯キャリアに依存しないのがウリです。(一国複数キャリアでないと、ありがたみが少ないかも?) グループでのメッセージ交換が可能なので、iPhoneやiPad を導入している組織では、相互の連絡がとて便利になります。
⇒OS 5に含まれるiMesssageは、iPhoneメッセージの機能性を、iPhone、iPadおよびiPod touchなど、お持ちのすべてのiOSデバイスに提供します。Messagesアプリケーションに組み込まれたiMessageを使うと、他のiOS 5デバイス上の人やグループにWi-Fiまたは3Gを通じて、テキストメッセージや写真、ビデオまたは連絡先情報を簡単に送ることができます。iMessageはすべてのiOS 5のデバイスに自動的にプッシュされるため、iPhone、iPadおよびiPod touch間で一つの会話を維持することが簡単にできます。iMessageはまた、配信通知と既読通知、入力中表示、そして安全なエンド・トゥ・エンドの暗号化といった機能も持っています。
iPhoneの場合、現在のSMS/MMSと同様の画面です。時系列に会話が表示されます。
◯Newsstand
日本においても、早く定期購読できる雑誌が出て欲しいですね。最初は洋雑誌しか買えないのでは・・・と想像してしまいます。
⇒Newsstandは、美しく、簡単に整理できる書棚で、定期購読中のすべての新聞や雑誌のカバーを一カ所に表示します。App Store™の新しいセクションには定期購読用のタイトルだけが集められ、世界で最も人気のある新聞や雑誌を素早Newsstandく探すことができます。定期購読している新聞や雑誌の最新号がNewsstandに表示され、自動的にバックグラウンドでアップデートされるため、常に最新号と最も新しいカバーアートを手にすることができます。
まるでiBooksですね。
◯Reminders
AppleのiCalやMicrosoftのOutlookと連携するToDoアプリです。日時を期限にしたToDoアラートだけではなく、場所を設定したToDoアラートが可能です。
⇒新しいRemindersアプリケーションは、タスクを管理し、関連タスクを一緒に作成しグループ化するもので、タスク管理を便利に行う事ができます。タスクの締め切り日が近づいてくると、あるいは特定の場所への到着時あるいはそこからの出発時に、それを教えてくれるよう、時間または場所をベースとしたリマインダ・アラート、優先順位そして締め切り日を設定することができます。Reminderは、iCal®およびOutlookの中からも見ることができ、自動的にアップデートされます。
Twitterとの連携はFacebookと疎遠なAppleにとって、とても重要な戦略かもしれません。Twitterブームは去りましたが、アラブ諸国の反乱ではFacbookと同時にTwitterによるニュース・情報伝達が非常に重要な役割を果たしました。そのTwitterをOSレベルとサポートするのですから、Twitterフリークにとっては、かなり便利になるはずです。(絶対、便利になって欲しいですね)
⇒iOS 5にはTwitterとの連携が組み込まれており、一度サインインすると、写真、カメラ、Safari、YouTubeそしてマップなど、Twitterが利用できるすべてのアプリケーションから一回のタップで、直接ツイートすることができます。また、新しいAPIは、サードパーティーのデベロッパがそれぞれのiOS 5のアプリケーション用にシングルサインオン機能を利用できるようにします。
以下は写真アプリからのTwitterです。
下の写真は左からSafari、Youtube、マップアプリからのTwitter画面です。
◯CameraとPhotos
今までカメラのシャッターを切るためには、アプリ内のボタンを押していましたが、iOS5では音量アップボタン(ハードウェア・ボタン)がシャッターボタンになるので、より実物のカメラに近くなります。またフォーカスロックも使えるようになります。
写真アプリはトリミングなどの簡単な編集ができるようになるので、簡単な用途ならばサードパーティ製アプリは不要になりそうです。
⇒カメラおよび写真アプリケーションの新機能を使うと、ロックスクリーンから瞬時にカメラにアクセスすることができ、音量アップボタンを使って、素早く写真を撮ることができます。オプションのグリッドラインを使うとラインに沿って構図を決めることができ、一回タップすると一つの被写体上にフォーカスと露出をロックすることができます。新しい写真アプリケーションでは、切り取り、回転、エンハンス、赤目除去をすることができ、撮った写真をデバイス上でアルバムに整理して、外出先からでも共有することができます。
可愛いペットを撮る際に、赤目除去は便利ですね。
◯Safari
Safariに念願のタブ・ブラウズ機能が実装されました。それに加えてInstapaperやRead it Laterアプリのようなテキストを読みやすく取り出し、加工する機能が搭載されます。この加工されたテキストはiCloud経由で他のデバイスと同期されます。(これでInstapaperは不要?)
⇒世界で最も人気のあるモバイルブラウザのSafariは、iOS 5でさらに改良されます。新たに加わった機能の一つ、Safari® Readerは、乱雑なウェブページをすっきりと片づけ、適切なフォントサイズで表示するため、簡単にスクロールして文章を読むことができます。Reading Listを使って、後で読むために記事を保存すると、お持ちのすべてのiOSデバイスに自動的に現れます。また、Tabbed Browsing機能を使うと、iPad上で複数のウェブページ間を簡単にめくって閲覧することができます。
以下のようにタブが表示されます。
メイン記事の写真とテキストを抜き出して読みやすく加工してくれます。
◯PC Free
Androidに比べて劣っていたPC・Mac(母艦)がないと初期設定ができないという不便さを解消しました。これでPC・Macを持っていない人でもiPhoneやiPad 2を購入・運用することが可能になりました。
もう一つ、念願だったWiFiを使って(ケーブル不要で)母艦との同期が可能になりました。
⇒新しいPC Free機能を使うと、iOS 5のユーザは、コンピュータを使うことなく、箱から出してすぐにiOSデバイスをアクティベートし、セットアップすることができます。またiOSのソフトウェアアップデートはワイヤレスで送信され、一回のタップでインストールすることができます。iOS 5に搭載されたWi-Fi Syncは、コンテンツをSSLで安全に転送、バックアップし、購入したコンテンツをデバイスからiTunes®ライブラリに無線で同期します。
◯その他
⇒iOS 5のこの他の新機能には以下のものが含まれます。
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- Game Center:写真をプロフィールに追加したり、Game Centerアプリケーション内から新しいゲームを購入する機能のほか、友人や新しいゲームを探すためのより簡単な方法が加わりました。
- Mailの強化:ドラッグできる宛先を使ってのメッセージの作成機能、および太字、斜体、下線およびインデントコントロールを持つ新しいフォーマットバーが含まれます。
- AirPlay® Mirroring:iPad 2上で行なうすべての作業をApple TV®を通じて無線でHDTV上に表示することができます。
- iPad上でのタイピングがこれまで以上に簡単になるシステムワイドのスプリットキーボード。
長くなりましたが、以上がiOS5の新機能の解説でしす。
Last Updated on 2017年6月9日 by Editor
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