AppleのジョブズCEOのフラッシュに関する見通しや判断は、今のところ正しかったように見えます。
ジョブズCEOはフラッシュ技術を毛嫌いし、iOSではサポートしないと明言してきました。その理由は以下のとおりです。
- Youtubeなど多くの動画がFlashでなくても閲覧できるようになっていること。
- セキュリティーに問題があることやモバイル端末でのパフォーマンスが悪いこと。
- Flashが効率的なグラフィックプロセッサーを使わず消費電力の多いCPUを使用するため、バッテリーの消耗が早いこと。
- ロールオーバー機能など、動作がタッチ操作に最適化されていないこと。
- Flashがプラットフォームに依存しないミドルウェアであるために、AppleはOSのアップフレードについて、いつも互換性を考えなければならない。要するにOSの開発についてAdobeの動向に左右されてしまうこと。
本当に上記の理由でサポートしないのか、それとも(それはないと思いますが)Adobeに対する何か個人的な感情があってサポートしないのか分かりませんが、ジョブズCEOの目論見通りに事は進んでいるようです。
フラッシュを見ることができないiPhoneの売上は、20011年の第一四半期で前年比114.9パーセント(IDCの調査)という驚異的な伸びを示していますし、iPad 2の売れ行きも好調で慢性的な品不足が続いています。
もちろんiOSデバイスでフラッシュが見られるに越したことはないですが、タブレットやスマートフォンに搭載しているCPUのパフォーマンスは比較的低いため、フラッシュを本格的に活用することは難しいようです。
Android系のスマートフォンを利用しているユーザーにおいても、何か当別なフラッシュコンテンツを見なければなないということがなければ、フラッシュをオンにしておく理由はあまり見つかりません。
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Last Updated on 2016年4月25日 by Editor
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