コンフォートゾーンの外側には、自分が成長するためのラーニングゾーンがあります。しかし、コンフォートゾーンに閉じこもっている人にとってラーニングゾーンへ行くのは勇気が必要です。
では、何が檻(コンフォートゾーン)なのでしょうか?それは習慣や慣習です。
私たちの一日のほとんどが習慣によって埋め尽くされています。ほとんど自動的な機械といってよいくらいです。
(イメージ via Globis 見聞録)
ルーティーンの行動で在ればあるほど、安心感があるのですが、ほとんど自動的に行われるので、無為に時間が流れてきます。さらに幼い頃から、親や地域社会から、固定の価値観を植え付けられます。それは、この社会で楽に生きていくための知恵でもあるのですが、引き替えに新しい発想が出にくくなります。
習慣や決まり切った価値観は、安心、安定の代わりに冒険心、新鮮さ奪ってしまいがちです。
他人のことを意識しなければ社会生活を送ることはできませんが、意識しすぎると必要以上に自分の生活を抑制してしまいます。
習慣がなければ、日々の生活にエネルギーを消耗しすぎてしまいますが、習慣に浸りすぎると、新鮮な生活が奪われてしまいます。
自分が、定型的な反応に陥っていないのか、冷静に見つめる必要があります。特に感情のパターンは、非常に大きなエネルギーを持っているので、冷静に受け止める必要があります。
私たちは、習慣的、定型的な考え方や反応という檻を知り、そのコンフォートゾーンから出る必要があります。
現在、職場でコンフォートゾーンにどっぷり浸かっていると自己成長できないのではないかと思っている人は、すぐにでも転職を考えた方が良いかもしれません。転職には、転職癖という危険が付きまとうことも承知の上での行動です。
環境を変えることによって、新しい自分の能力を開発する機会は増えるのですが、転職回数が多いと、逆に自分のキャリアを傷つけます。
感情的になった上での退職、そして安易な転職は慎まなければなりません。転職には自分のキャリア全体を俯瞰しながら、チャンスをつかむという冷静さが必要です。
一般的には一つの職場では、最低3年間は働き続ける必要があります。もしもそれ以下の年数で転職や退職すると、その企業を就職先に選ぶ際に慎重さが欠けていたのではないかとか、我慢強く働く能力に欠けているのではないかという疑念を採用側に持たれてしまいます。
反面、転職を上手く使えば、コンフォートゾーンを抜け出し、自分の能力を飛躍的に高めることができます。技術的、専門知識的な面はもちろんですが、新しい職場に適応できるコミュニケーション能力や主体的に物事に取り組む能力を高めることができます。
私たちは、上手にパニックゾーンに入らないようにしながら、ラーニングゾーンとコンフォートゾーンを行き来する能力を身に着ける必要があります。
Last Updated on 2022年6月27日 by Editor
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