【iPad2使用レポート&雑感】「薄さと軽さ」のインパクト!?　①

初代iPadに比べるとiPad2は厚さが約3分の2になっているのですから、そう感じて当然かもしれません。そこにはAppleの仕掛けがあります。AppleはSmart Coverを発売することにより、ユーザーに新しいメッセージを発しました。

それは、iPad全体を覆い、iPadをさらに分厚くしてしまうケースの使用を控え、iPad本来の薄さを感じるようにiPad（の裏面）を覆うカバーを付けないことです。これについてAppleの意図は、よく分かるのですが、裏面を何も覆わないと落下による破損のリスクをかなり抱えてしまいます。

私の場合は、せっかく薄くなったiPad2ですから、使用の際、薄さを感じながら使いたいと思って、妥協の産物として、同時にSmart Coverが使える形態のケース（eggshell for iPad 2 + Smart Cover）を使用することにしました。しかし、ケースは予想以上に薄くて、iPad2を落下の衝撃から守るための衝撃吸収性が不足しているのは一目瞭然でした。

このあたりは、心地よい使用感を追求すればするほど、iPad2の耐衝撃性は弱くなりますから、薄さか、保護か、どちらを重視するかはユーザー個人の判断です。

 iPad2の重量については、WiFi版で680gから601gへと79gの減少です。重量は厚みほど劇的に減ってはいないのですが、薄さが人間の感覚に影響を与えるのか、実際に減った以上に軽く感じます。

しかし、電子書籍リーダーとして軽々と長時間片手で持っていられるかといえば、ノーです。これは液晶や処理速度の早いCPUを搭載するデバイスの宿命で、消費電力の関係である程度大きなバッテリーを搭載しなければなりません。

それでは、初代iPadを持っている人は、薄くて軽くなったiPad2に買い換えた方がよいのでしょうか？

 難しい質問です。一度、iPad2を使うと初代iPadを使う気にはならないでしょう。しかし、今のところ初代iPadで満足している人にとっては、微妙です。

iPadを頻繁に持ち歩いたり、それなりの処理速度が必要なアプリを使っているならば、iPad2は買いでしょうが、自宅内で使い、それほどストレスを感じていないならば、Appleストアで実機を触ってから判断した方がよいと思います。

 もちろんiPadを初めて購入するのであれば、迷う理由はあまりないと思います。

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Last Updated on 2016年10月28日 by Editor