Slack開発者、Mac OS 8エミュレーターのスタンドアロンアプリ「macintosh.js」(無料)を公開!

Slackの開発者であるフレックス・リースバーグ(Felix Rieseberg)は、Mac OS 8を最新のmacOS、Windows、Linuxデバイス用のダウンロード可能なElectronアプリに変換しました。

以前にWindows 95をアプリに2018年に変換していたリースバーグは、1991年のMacintosh Quadra全体をMac OS 8.1でスタンドアロンのElectronアプリに変換することに注力してきました。

「macintosh.js」というタイトルのElectronアプリは完全にJavaScriptで記述されており、仮想マシンを使用して、AppleがIBMのPowerPCアーキテクチャに移行する前に使用していたMotorola CPUでMacintosh Quadra 900をエミュレートします。このプロジェクトはアップルによって承認されておらず、教育目的でのみ提供されています。

macintosh.jsアプリには、1997 MacWorldデモCDの多数のアプリとゲームが含まれ、Photoshop 3、Premiere 4、Illustrator 5.5、StuffIt Expander、およびAppleのWeb Page Construction Kitが含まれています。このアプリは、Duke Nukem 3D、Civilization II、Dungeons&Dragons、つまり、Oregon Trail、Alley 19 Bowling、Damage Incorporatedなどのクラシックゲームも実行できます。Internet ExplorerとNetscapeはプレインストールされていますが、バージョンが古すぎて「Googleでも開くことができない」とリースバーグは言います。

1997年に最初にリリースされたMac OS 8は、クラシックMac OSソフトウェアの大幅な見直しを表し、AppleのキャンセルされたCopland OS用に開発されたテクノロジーの多くを統合しました。

Coplandは遅延、期限の遅れ、機能不全の管理に悩まされ、商業的にリリースされたことはなく、歴史上最大のITプロジェクトの失敗の1つと見なされています。Mac OS 8はCopland OSの名残りであり、AppleがMac OS Xを開発している間、Mac OSの近代化を支援したとされています。

→macintosh.js

(via MacRumors

Last Updated on 2020年7月30日 by Editor

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