歴史を消す日本の政治家や官僚たち

アメリカやイギリスでは、公文書は国民のものという考え方から、非常に厳密に公文書が保管さていて、ある年限が来ると公開される。

ただし、アメリカでは、大統領の判断で公開を延ばすことができる。最近では、トランプ大統領が2018年に公開予定のケネディ暗殺に関する文書を3年半後の2021年まで延期すると発表した。

暗殺には、CIAが関わっていたのではないかとの噂もあり、トランプ大統領による延期により、さらに政府関係者が関わっていたのではないかとの憶測が強まっている。

日本には、公文書は国民の財産という意識がほとんどない。官僚と政治家の持ち物になっている。従って、容易には破棄される。国家の歴史が破棄されているのだ。

アメリカの公文書管理は厳格で、特にアメリカ大統領に関するものは、単なるメモでも保管される。後年、歴史家によって、大統領の判断が正しかったかどうか検証される。それが後の歴史に活かされるのだ。

アメリカでは、戦前からコミンテルン(共産主義インターナショナル)の工作により、政府内に共産主義者がいて、その影響により政策が歪められていた。それはベノナ(VENONA)文書として、公開されている。

ベノナ文章は、1943年から1980年まで37年間にわたるソ連と米国内に多数存在したソ連スパイとの間で有線電信により交信された多数の暗号電文で、現在も研究者により、解析が進んでいる。

その文書によると、太平洋戦争やその後の日本占領政策についても、共産主義者の影響を強く受けていることが分かっている。

このように公文書として、公開されることで歴史が検証されるが、日本政府の対応は、全くなっていない。現在、総理官邸に入る人の名簿は、すぐに破棄され、桜を見る会の名簿も破棄された。そこには不都合な真実があるのだ。

遡って、日米安全保障条約に密約と言われる核の国内持ち込みについても、日本に記録はなく、米国内の公文書を頼りにするしかない。

まったく、政府と官僚は、国民を馬鹿にしている。