[せんべろコラム]五右衛門風呂社会の行く末は?

カエルは、ぬるま湯に入れられ、そこから徐々にお湯を温められても、気がつかず最後は煮え湯の中で死んでいく。

実は、私たちもこれに似ている。まるで五右衛門風呂の中で、ゆっくりとお湯につかっているが、カエルと同じように厳しい状況が待ち構えていることに気がついていない。

バブルがはじけた後、政府による金融機関の不良債権処理が遅れたこともあり、不況が続いた。その日の景気回復時には企業の収益向上に重点が置かれ、庶民の所得水準は下がり続けた。

しかし、そのような状況下でも、一般大衆は、怒らず平和な時代に浸り続けた。だが、このような状況は、永遠には続かない。

五右衛門風呂のぬるま湯は、いつの間にかね浸かるのが辛いほど高温になっている。

カエルは、熱湯の中で死んでしまうが、流石に人間は、暑さに耐えきれず、五右衛門風呂から飛び出すだろう。

その時が怖いのだ。生活に行き詰まった庶民は、心地よい政策を口にする扇動家に惹かれやすい。
このようなときに、既存政党の腐敗を攻撃し、クリーンで民衆のための政治を行うフリをした扇動家によって、民衆は煽られる。

日本の2大政党制は、いまだに機能せずに戦後からの保守系野党の一人勝ち状態だ。その与党は、二世議員の職業政治家ばかりになり、既得権を守る側にまわり、思い切った政策をとれないでいる。

その間に庶民の生活は、ますます苦しくなり、先進国で一番の貧困率が、ますます進んでいく。

ネットの普及によって、ますます隠されていた真実が暴かれるようになっていく。

そして、ネットなどで世論を操る政治家が登場する。

その時、それが吉と出るか凶と出るかは分からない。だが、庶民が冷静さを失ったとき、それは大きな危険を伴うに違いない。