なぜウェラブル市場で「Apple Watch」が一人勝ち状態なのか?

台湾のサプライチェーンからの情報によると、Apple Watchの出荷台数は2017年第4四半期に450万台に達し、2017年中には1,500万台に達する見通しだとのことです。(via Digitimes

XiaomiやFitbitなどのベンダーの需要がますます弱まっているのとは対照的に、ウェアラブル市場の中でAppleの好調さだけが目立っています。

Appleのスマートウォッチは、第1世代のApple Watchは500万台未満の出荷台数だったのにも関わらず、発売3年後となる2018年のApple Watchの出荷台数は2000万台に達すると予測するサプライチェーンの情報もあります。

今秋発売されるApple Watch Series 3は、LTE搭載モデルも発売される予定です。このようなテクノロジーは、他のベンダーでも十分可能です。AppleはApple Watchによるグルコースの測定技術は確立しておらず、目立ったApple Watchの技術的優位性はありません。それでもApple Watchは、他のベンダーを押しのけ売れ続けるのです。

なぜでしょうか?

その大きな理由は、Appleが、比較的高価なiPhoneを購入できる豊かなユーザーを多く抱えていることだと予想されます。

市場調査会社のStrategy Analyticsのレポート(8月16日)によると、2017年第2四半期(4-6月期)の世界市場におけるスマートフォンの出荷台数は対前年同期比で5.5%成長しました。 機種別に見ると、1位はiPhone 7で1,690万台、2位がiPhone 7 Plusで1,610万台を出荷しiPhoneの売れ行きが好調でした。

特筆すべきはApple WatchとiPhoneの親和性です。これは他のAndroidスマートフォンの追従を許しません。比較的所得が高い層が多いiPhoneユーザーは、健康に敏感であり、iPhoneとApple Watchによるヘルスケアに関心を持つ層とオーバーラップします。

従って、高機能のiPhoneが売れれば売れるほど、Apple Watchも同時に売れるというパターンが出来上がっていますし、Appleもそのような層を狙って積極的にPRしています。

それが他のウェアラブルデバイスのベンダーと異なるところです。


今後もiPhone 8の登場や、Apple Watchによるグルコース測定が可能になれば、Appleの一人勝ちが続くに違いありません。

ただし、パラダイムシフトがない限りの話ですが・・・