ランサムウェア「WannaCry」拡散を止めた研究者は別ウィルス開発に関与し、犯人が脅し取ったビットコインは引き出される!

ランサムウェア「WannaCry」は、Windowsが動作するPCにロックをかけて、身代金としてあるビットコインを支払わなければ、ディスクを消去するという悪質なウィルスです。

「WannaCry」への感染によって主にWindows 7を中心としたシステムが停止し、英国では「国民保健サービス」の病院の診療にも影響が出ました。特に影響を受けたのはロシアやインド・中国で、日本も有名メーカーに感染が確認されました。

その悪質な「WannaCry」を拡散した犯人が、ついに身代金として得たビットコインを引き出したということで、その総額は14万ドル(約1,500万円)相当だっとのことです。世界中で大騒ぎされた割には少ない金額です。

犯人にとって困難なのは、現金化することで、ビットコインには取引履歴がブロックチェーンとして記録されていて、各国のサイバーセキュリティ機関が監視しているので、得たビットコインをほかのビットコインに混ぜて目立たなくするという方法も、これほど有名になると通用しそうにありません。

どうやって犯人がビットコインを使用するのか、それとも新しいテクニックを使ってマネーロンダリングできるのか、各国政府のサイバー取締機関はそれをを注視しています。

また、注目を集めているのはイギリスのセキュリティー研究者マーカス・ハッチンズ氏のことです。同氏は「WannaCry」の拡散止める方法を発見して有名になった人ですが、実は2014年ごろから広がっていた銀行口座の情報を盗み出すウイルスの開発や拡散などに関わった疑いがあるとして米ウィスコンシン州の米連邦検察局に逮捕されました。

今頃、ハッチンズ氏は、自身が、「WannaCry」の開発にか関わっていた可能性も含めて、取り調べを受けているものと思われます。

(via ZDNet朝日新聞

 

Last Updated on 2017年8月4日 by Editor

※このサイトの記事には「噂」や「疑惑」など、不確定な情報が含まれています。ご了承ください。(管理人)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です